鳥取藩32万石の中心であった鳥取城。
戦国時代の激戦を経て、近代城郭として整備され、様々な時代の雰囲気を残す名城です。
敷地内には、映画「るろうに剣心」のロケ地にもなった仁風閣もあります。
12月に実際に訪問しましたので、所要時間と実際の様子を紹介します。
所要時間
駐車場から奥の天球丸まで歩き、帰りに仁風閣に寄っていった結果、
1時間6分でした。
仁風閣は20分でした。
秀吉の兵糧攻め
駐車場から歩いて向かいます。
城の南東の駐車場近くには、吉川経家公の像が立っています。
秀吉は徹底した兵糧攻めを行いました。
自らの命と引き換えに降伏した吉川経家公を偲び、建てられたのでしょう。
歴史を考える上で、悲惨な過去からは目を逸らすべきではないと思います。
同じく秀吉に兵糧攻めにあった三木城については、別記事にしてあります。
こちらもご覧ください。
城内へ向かいます
今回は山の方には登らず、麓の近世城郭として整備された方を見学しました。
訪問時は大手門の再建工事中でしたが、すでに完成したみたいですね。
新しい見所になると思います。
大手門から入れたら近かったのですが、工事中なので堀を見ながら回り道です。
12月中旬に訪問しましたが、一部まだ紅葉が残っていました。
鳥取の雪は激しいらしいので、冬の訪問時には注意が必要です。
西側の県立博物館側に道があり、そこから入っていきます。
入り口付近に「ふるさと」のメロディが流れるパネルが置いています。
ボタンを押すと大音量で「ふるさと」が流れます。
合唱団や有名なアーティストが歌っているものもあり、様々な「ふるさと」を楽しめます。
が、恥ずかしがりな方は押さない方がいいでしょう。
控えめに言って、すごく目立ちます(笑)。
鳥取城は別名、久松城とも呼ばれているみたいですね。
仁風閣
鳥取城の前に、仁風閣を見学します。
100名城スタンプ、御城印はこちらにありました。
映画「るろうに剣心」のロケ地の一つです。
武田観柳の館として撮影に使われたことで有名ですね。
建物自体は、明治時代に作られた歴史ある建物です。
螺旋階段はなかなかすごい造りです。
支える柱がありません。
皇室御用達として作られた建物のようですよ。
雰囲気があります。
明治とはこんな感じだったのかなと想像が膨らみます。
仁風閣の裏は日本庭園になっています。
「るろうに剣心」でもガッツリ使用されていましたね。
一度来たあとに見返すと、さらに面白いと思いますよ。
鳥取城
仁風閣見学後は鳥取城を探索します。
石垣がしっかり使われています。
写真に撮り忘れていたようですが、二の丸の端に、登り石垣と呼ばれる珍しい石垣があります。
こちらも忘れないようにチェックです。
もともと山頂にも天守があったようです。
江戸時代は、二の丸に三階櫓を建て、天守代わりとしていたようです。
建物は残っていませんが、かなり立派だったと思われます。
古写真が残っていますので、気になる方は調べてみてください。
三階櫓の内部へ上がることができます。
ここからの景色はなかなか良いです。
山上からの景色もいつか見てみたいと思います。
鳥取城の石垣の保存状態は素晴らしいと思います。
私は初めてきた時、予想以上に素晴らしいので驚きました。
お城は天守閣だけではないのです!
訪問したのは12月中旬の寒くなる直前でしたので、ほぼ落葉していました。
時期によっては紅葉も綺麗だと思います。
二の丸から天球丸の方へ行く道と、降りる道があります。
今回は天球丸の方へ行く道を選びました。
下からも見ることができるようです。
今は再建工事が終わり大手門へそのまま行けるようになったので、降りる道の方がいいでしょう。
天球丸
鳥取城へ訪問したら必ず見ておきたいのが、天球丸の石垣です。
その名の由来となった、球体型の石垣があります。
全国的にも珍しいと思いますので、一見の価値ありです。
真上から見てもよくわからないと思いますので、横から見てくださいね。
ここからは元来た道を歩いて戻りました。
訪問時は通れませんでしたが、大手門から帰ると違ったまた景色が楽しめると思います。
まとめ
想像以上に立派なお城でした。
大手門も復元され、これからさらにかっこよくなっていくと思います。
仁風閣と合わせて、ぜひ一度訪問してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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