福井県と滋賀県の境にある続100名城の一つ、玄蕃尾城跡。
賤ヶ岳の戦いの時に柴田勝家が本陣に使用するために築城された城です。
実際に登ってきましたので、所要時間を実際の様子とともに紹介します。
予想以上の素晴らしい遺構と出会えました!
所要時間
天守へ往復の登り降りで
約45分でした。
登るのに15分、遺構に15分ほど時間をかけています。
時期によっては駐車できないほど混雑することもあるようです。
余裕を見て1時間ほど見ておくと安心でしょう。
玄蕃尾城へ向かう道
玄蕃尾城はちょうど福井県と滋賀県の境にあります。
初見では道が少しわかりにくいと思います。
福井県側から国道140号線を通って行きます。
滋賀方面へ車を走らせていると、交互通行のトンネルがあります。
このトンネルの手前を左折すると玄蕃尾城まで行くことができます。
この分岐路だけ間違えなければ迷うことはないかと思います。
ただ、道がかなり狭いです。
気をつけて走行してください。
駐車場へ到着
駐車場というより、駐車スペースと言った方がいいかもしれません。
5台ほどしか駐車できないくらいのスペースです。
簡易トイレと、その前に案内パンフレットと続100名城スタンプが置いてありました。
早速登山開始です。
登山
軽く登山です。
この日は早朝に佐柿国吉城にも登っていますので、少しキツく感じました。
同じ山城で、続100名城の佐柿国吉城もここから車で40分ほどのところにあります。
ぜひこちらの記事も参考にしてください。
頑張ってどんどん登っていきます。
登山道自体は、綺麗に整備されており、地元の方の愛と努力を感じます。
スニーカーでも行けましたが、杖があると楽かと思います。
入り口に置いてあったと思います。
時期や天候によっては服装にも注意が必要です。
尾根をつたって進みます
15分ほど登ると尾根に出ます。
ここからは比較的楽でした。
さらに進むと遺構まで到着です。
素晴らしい遺構の連続
虎口の大手門まで到着です。
ここからは城の形がよくわかる、素晴らしい保存状態の遺構の連続です。
まず出迎えたのは、道をわかりにくくして空堀に誘導する仕掛けを設けた郭です。
空堀も深く掘られています。
郭の形や大きさなどもよくわかります。
素人が見ても、その遺構の素晴らしさに感動します。
本丸
本丸に到着です。
山の中にありますので景色がいいわけではありませんが、他の山々が一望できます。
他の山から上がる狼煙を、柴田勝家はここで見ていたのでしょうか。
また、本丸の端には、櫓らしきものがあったと言われている盛り上がりがありました。
いかにも「土から成る」城、という感じがします。
その他の遺構
切堀、土塁、郭どれも良好な状態かと思います。
山の中で歴史から取り残されていたからこそかもしれません。
この郭には兵士や武器などを置くために、広大な平地を準備していたようです。
さまざまな工夫を見ることができます。
下山
帰りは滑らないよう気をつけながら下山します。
10分くらいで下山できました。
駐車場も狭いですし、早めに退散するといいでしょう。
まとめ
玄蕃尾城は保存状態が素晴らしい名城です。
想像をはるかに超えていて感動しました。
写真だけでは伝わらない、自分の足でその地に立って味わえる価値を感じました。
この城は実際に行って見ることを強くお勧めします。
玄蕃尾城の他に、柴田勝家の居城だった北ノ庄城の跡が福井市の柴田神社にあります。
こちらの記事もぜひご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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