武田勝頼が新たな拠点とするため、山梨県韮崎市に築かれた新府城。
続100名城のひとつです。
築城から廃城まで1年ほどしか存在しなかった未完の巨城です。
3月末頃に訪問しましたので、所要時間や訪問時の様子をご紹介します。
所要時間
スタンプのために訪問した資料館を除き、
32分でした。
内訳は、
駐車場から搦手の入り口まで 12分
入城から本丸まで 8分
本丸内の散策(写真撮影) 6分
本丸から駐車場へ 6分
でした。
なお今回、南側の大手口へは訪問できていません。
武田築城術の傑作と名高いので、さらに時間に余裕を見て訪問してみてください。
スタンプ
スタンプは、新府城とは別の場所に設置されています。
韮崎市民俗資料館という、新府城とは少し離れた場所にあります。
先に訪問し、スタンプとパンフレットを入手しました。
写真を撮り忘れたため、向かう途中で撮った写真を載せておきます。
駐車場
新府城は台地の上にあります。
台地を登っていくと、無料の駐車場があります。
訪問時は工事車両が出入りしていたため、写真が撮れませんでした。
城の北東角付近になります。
出構
城へは、北側を通って北西角から入城し、本丸へ行くルートを選択しました。
いきなり出構(でかまえ)という遺構が見えました。
パンフレットによると、敵の侵入を迎撃する施設説や、堀の水を調整する施設説があるそうです。
整備された道を歩いていきます。
西堀
駐車場から7分ほど歩いたところに、堀が残っていました。
西堀というそうで、説明板には発掘調査の話などが書かれていました。
新府城は水田化されて遺構があまり残ってなかったらしいです。
西堀は残っていたのでそのままにしているそうです。
乾門枡形虎口
ではいよいよ入城していきます。
北側の入り口は、城の搦手口にあたります。
発掘によって判明した形状を再現しているとのこと。
実際に見ると、はっきり枡形虎口とわかります。
説明板には、門の復元も検討されたことが書かれていました。
城の西側
新府城は台地の上に築かれています。
訪問すればわかりますが、台地というより、岩壁に近いイメージです。
西側は岩壁が、天然の要害となっています。
写真では伝わりにくいと思いますが、かなり高低差があります。
木橋
乾門の裏手に何やら説明文が。
木の橋の土台が見つかった場所だそうです。
空堀を越えるための木橋のようですね。
今は簡単に渡れそうですが、当時はもっと深くて急だったのでしょうね。
井戸
大きな窪地が出てきました。
これは井戸の跡だそうです。
井戸といっても、雨水を溜めておくためのものだったそうです。
しかし、説明板が丁寧に整備されていて、見学していてもわかりやすかったです。
二の丸
二の丸へ着きました。
草に覆われた広場になっていました。
先に本丸へ向かいます。
本丸は・・・すごかった。
本丸
ということで、本丸に到着です。
桜が咲き誇っていました。
ついつい写真を撮影しまくっていました。
本丸は広場になっていますので、花見には最高です。
本丸には神社がありましたが、それ以外は特に遺構はなかったです。
下城
本当は南の丸馬出と三日月堀を見学したかったのですが・・・
花粉か何かを吸い込んだらしく、体調が急に悪化したので下城することに。
本丸から東へまっすぐ伸びる長い階段を降りていきます。
足元を滑らせないよう、注意です。
この道は、神社の参道のようです。
降りた先は東側の車道です。
広い道ではありませんので、車にはご注意ください。
駐車場まで戻って終了です。
まとめ
残念ながら南側の丸馬出と三日月堀は見ることができませんでした。
でも十分、新府城を堪能することができました。
夏は藪蚊がひどそうなので、涼しい季節をお勧めします。
新府城の南、甲府市には躑躅ヶ崎館跡、甲府城があり、
北には高島城があります。
(後日記事作成予定です!)
ぜひ合わせて訪問してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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